5Gサービスの開始により、大容量での高速通信が可能になったというメリットがあります。4Gでの通信速度は最大でも1Gbps程度です。
一方、5Gの場合は100Gbpsの通信速度が実現できるのです。4Gでは容量や通信速度の問題で実装が難しかった4Kや8Kでの動画配信も可能になります。大容量での通信が可能だと、VRやARを用いたサービスの開発を促進する役割も果たします。
また、通信速度が遅いと動画がきれいに見れないことがあったかもしれません。5Gともなれば、通信速度の向上によって動画を快適に見れる可能性が上がります。
このような通信速度の改善は遅延が問題となる分野でのビジネスを拡大させることになります。例えば、自動車の遠隔運転システムなどです。
自動車の遠隔運転では、送られてくる画像などにタイムラグが発生すると事故に繋がる危険があります。遅延する可能性が低くなる5Gでは遠隔運転の技術もビジネスとして成り立つ可能性があるのです。
他にも遠隔での手術を含む医療行為なども遅延が許されない分野です。5Gが持つメリットとして多数の端末が同時接続できるというものもあります。
エンターテイメント分野ではライブ視聴などが5Gなら実現しやすくなります。たくさんの人が同時接続できる環境を整えるのが難しかったことを考えれば、5Gによりライブの形が変わるかもしれません。
さらに、IoT分野でも同時接続は重要なポイントです。家電がネット接続することを考えれば、同時接続数の増加が必要不可欠と言えます。